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同県人①

大阪へ来てもう40年以上経つ。

県人会があるのは知っていたが、
出席する機会がなく、先日初めて参加した。

連合県人会とのことで、
出身校や各団体がグループ別に、総勢530名ほど。
ニューオータニの大広間は、人で埋め尽くされていた。

受付で聞いたものの、一歩中へ入ると
私が属しているグループのテーブルがなかなか見つからなかった。
ちょうど中央に近い席だったせいでもある。

県知事は31歳という若さながら、
堂々と慣れた様子で数分のスピーチをこなし、
続く国会議員(当然ながら徳島出身)は、
大阪ガスのイメージキャラクター水野真紀さんの夫君、
この人も代々の政治家ゆえ、弁舌だくみであった。

そして、来賓祝辞が続き、少々退屈であったところへ、
私には致命的事態が迫りつつあった。

皆さん静聴しているため、エネルギー停止状態なのに
まことにサービスが行き渡り(つまり、クーラーガンガンであった)
会場はどんどん冷えてゆく。
この寒さ、皆さんなんともないの?

私だけなンだろうかと思いつつも、
上着の上に用意してきたストールを巻いたが、まだ寒い。

このままここにいたら風邪ひくナァと、そうっと抜け出した。
1階のショップでTシャツを手に入れ、その場で着て再度会場へ。

ところが、出るはヨイヨイだったが、
またしても自分の席がわからない。

隣にレオナールの服を着ていた人がいたのを思い出し、
ソレを目当てにやっとたどり着いた。

レオナール女史が「どこへ行ってたの?」
「あんまり寒いンでTシャツ着込んできました」
「ヘエーッ!買ってきたの?」
「ハイ、まだバーゲンやってたンで、安かったです」

なんて言っているうちに食事が出てきた。
おなかにたべものを入れると、暖かくなる。
配膳スタッフが動き回り、おしゃべりも始まった。

さきほどの氷のような部屋に、談笑が湧き、ざわめきが起きて、
やっと私は生き返った気がした。

同県人②

隣のおじいちゃんも、その向かいのおじさんも、
斜め後ろのテーブルの人達も、
コレぜーんぶ徳島の産でございますワ。

とにかくそこに集まっている人全員、
ふるさとは徳島なのだ。

小松島の竹輪、
半田そうめん、
スダチ、
鳴門糸ワカメ、
フィッシュカツ、
鳴門金時、
美馬牛、
祖谷そば・・・・・

豪華とはいえないものの、懐かしい味の数々。

そば米の汁が出た。
“あ、コレちょっと塩気が多いナァ”
とか
“ダシが今ひとつ”
なんて、皆それぞれに家庭の味があるとみえる。

「オマハン、どこから来たンで?」
とは、さすが誰も言わなかったが、
“どこの町の出身?高校はどちらへ?”
そんな会話が洩れてくる。

徳島出身の歌手が歌い、祖谷の粉引き歌の舞踊が続き、
圧巻は、大阪天水連による阿波踊り、そしてパフォーマンス。

午前11時に始まり、
終了したのは午後3時をとうに過ぎていた。

その後所属グループのお茶会があり、
解散は5時前。
よう倒れずに付き合ったナァと
我ながらに感心する6時間でアリマシタ。

で、感想といたしましては、
ハイ、そこそこに楽しかったです。

実は、
来賓何トカと名のつくものが、大の苦手なワタクシ。
ソレ抜きでやれませんかと言いたいが、
やれませんのですよねェ。
この世の掟では。

そこでせめて玉麗会では、
パーティも滅多なことではしないし、
催しても、堅苦しいシーンは極力省略することにしている。
そういうことが好きな人(ひょっとしているかもしれない)には
申し訳ないけど。

同窓会の写真

同窓会へは今回も行けなかった。
行きたかっただろうにと、気の優しいUさんが写真を持ってきてくれた。


ところが、当日撮ったものをすぐコピーして渡してくれたようで、
写っている人達の名前が書かれていなかった。


「コレ 誰?」
「私もようわからんかった」
「コレは?」
「ア、その人ね、ホラ、アノ・・・・名前忘れちゃった!」


こんな調子で、50人ほど並んでいるのに、
名前がわかった人は10人もいなかった。
見知らぬ人達がズラーッ なのだ。
不思議と先生は解る。
名前も出てくる。


マア、ムリもないワ。
あの頃(中学時代)は、子供。
田舎のことゆえ、化粧をした子など、いはしなかった。
男の子だって、当時は丸坊主がほとんど。
皆、寡黙な少年であった。


それから半世紀近くが経ったのだ。
変わらなければ妖怪だろう。
しかし、名前を聞いてよくよく見ると、
なるほど昔の面影が残っている。
当時の顔がジワーッと脳裡に浮かんで、現在の顔の上に重なってゆく。


「ヘェーェ ジイさんになったねェ」
「この子 わかる?」
「わからへん」
「みんなそう言うてた。そしたらネ、Tちゃんが“いじったナ”って言うてん!!」


2人で爆笑した。
イヤ、美しくなったヒトのことをではなく、
言った人の抜群のタイミングと、言葉遣いをおもしろがったのだ。
昔から彼女は思った通りのことを、スパッと言ってのける。
実に鮮やかに、端的に。
後で思い出し笑いしたことが、何度かある。
悔しがったことももちろんある。


Uさんは、子供の学習について研究している、学者になったTさんから
ある宿題をもらったという。
彼女とTさんは、学年で1・2を争う優秀な生徒であった。


「私がミーハーになっているの、知らないのよね」
と首をすくめて笑う。
写真の中の人達にも、いろいろな事があったことだろう。
でも、同窓会に集まった人達には、皆同様に、
楽しい時間が流れたことを、写真の笑顔が語っていた。






耳はいいのです

超近視のくせにメガネがうっとうしくて、ほとんどかけていない。
近所で知人に出会ってもわからなくて、失礼することしばしば。



それでなるべくうつ向き加減に歩いている。
なおさら、気づくのが遅くなる。


でも、声を掛けてもらえれば、わかりますョ。



止まっていた車から声がした。


"ウン? この声は!"



「ハハハ、"おじょうさん" で振り向くか!」
やっぱり イタズラ好きのHさん。


マジメ人間をからかうのも今のうちだからネ。
もうちょっとしたら、マジメな顔して言うョ。


「アンタ、ダレ?」って。


その頃はナンボナンデモ "おじょうさん"とは声かけづらいか。


そういえばこの頃、
このマンションのあの愉快な仲間達が集まることがなくなった。

そういう時期を過ぎたのか。
イヤ、私の体力が落ちて、ついていけないので
お声がかからないのかもしれない。

ハイキングぐらいなら 行けるのにナア。


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京都へ(国立博物館編)

(※この京都への旅は、少し前の玉麗の休日の時のお話です)

忙しい日々の合間にも、ポコッと空く日はあるもので、
バタバタしすぎて背中が痛くなってきたから
ちょっと一休みしなきゃと思ったところであった。


友人から電話で、
京都国立博物館で『王朝文化陽明文庫名宝展』をやっているから
見に行こう、と言う。



待ち合わせは、京阪京橋駅ホーム。
ここから友人と私のヤジキタ道中が始まった。


まずはスレ違いである。


ケータイのある時代に、“そんな!!”
と思うだろうが。

ソンナことが起こるのだ。



ケータイを持ちつけていない私は、
ポケットに入れた電話の振動に気付かない。

ウロウロしていると、
「もう!なんで出ないのヨ」
友人は遠目が効く。


よく見えていない私に
「3回鳴らしたのに!!」
と怒って近づいて来た.


ヤジ(玉麗)「エ? ポケットに入れてあるのにナア、ナンデやろ?」

キタ(友人)「知らんがナ!」

ヤジ「おかしいナア??」

キタ「じゃあ かけてみるよ」

ヤジ「ア、ブルブルしてる」

キタ「もうっ これからは手に持っとき!」



私はこの4歳年下の友人と、時々出かける。

席が空いていると、先に座らせてくれるし
見えすぎる目(と本人が言う)で
案内板や表示物を確認してくれる。


私は友人に頼っているし、
彼女もそれを心得て、先導してくれるのだ。



展覧会は、半分が書で、
絵や人形、刀などもあった。

国宝の「御堂関白記」(みどうかんぱくき)は、
源氏物語のモデルと言われる藤原道長の
宮廷生活を綴ったもの。


私の目には、 “文字” とうつるだけで、
詳細はわからないが。



熱心に観る人達を抜いて、次のコーナーへ。


当然ではあるが、館内は暗く
ガラスケースの中。

私の目では、どれも詳細は見えないのが
イラッ とくる。


足はさほど疲れなかったので、
宇治の藤を見に行こう、ということになった。

つづく

(玉麗)



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  • 大阪在住の水墨画家。
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