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ピアノを聴くチョウチョ

娘がチョウを育てていることを知った近所の人が、
羽の曲がったチョウを持って来た。
「何とかしてやって チョウのお母さん!」


以来50日近く、その子は命を長らえている。

羽化の時何かの障害物があって、正常な形にならなかった羽は、
飛ぶ機能がなく、かえって生きるのに邪魔になると判断、
短く切った。


セセリチョウみたいになった子は、
娘が与えるハチミツ水で生き延びている。

と書くと何か悲壮感が漂うが、元気いっぱい。
クリクリした目は生き生きしているし、触覚もフリフリ。
授乳(?)時間になると、全身をパタパタさせて、
ちょうだい、ちょうだい、とおねだりする。


つまようじの先に薄く巻き付けたティッシュペーパーに
ハチミツ水をしみ込ませて近づくと、口吻をせわしなく動かせる。
探し当てると、ストロー状の口吻がハチミツ水を吸い上げる様子が
目に見える。



羽が曲がって飛べないチョウは、生きてゆけない。
でも彼(オスらしい)は、不満足な体ながら、ここに居る。

羽化してからのチョウの寿命は一体どれくらいなのだろう。
娘が調べてみたが、はっきりとはわからなかったらしい。
2~3週間、1ヶ月、いや数日だとか、いろんな説があるようだ。
チョウの種類や、環境にもよるのだろう。


ハチミツ水を飲んで、プクプクのおなかになって満足そうにしているこの子は、
通常の寿命よりはるかに長生きしていることになる。
今や羽がガッチャマンのマントみたいになっているが。


満腹になればシアワセそうにおとなしくなって、
娘の弾くピアノを聴いている(???)。


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  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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