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命を吹き込む

テレビの番組は感動的に制作されている。
その意図はわかっていても、涙が出る時がある。


何日か前に、
人類が宇宙へと夢を駆った50年を伝える物語が放映された。
中でも、つい最近のはやぶさのエピソードに胸を打たれた。


川口教授率いる50名のチームが、
15年の歳月をかけて成した偉業。


イトカワの砂粒にどれだけの意味・価値があるのか、
素人の私達には解らなくても、あの感動を共有出来たことは、
127億円費やして作った映画以上に素晴らしかった。


まるで生きているはやぶさが、
傷つき迷子になりながらも、使命を全うした
7年間の記録。


見ている私達は感情移入を惜しまなかった。
そうさせたのは、50名のチームがあの飛行物体を
我が子を育てるように、慈しんできたからだろう。


大気圏突入の前、川口教授は
はやぶさをもう一度宇宙に放してやることは出来ないだろうかと、
1人のスタッフにメールを打つ。
受信した人が述懐していた。



「科学者であり、チームのリーダーである人に
そんなことが不可能であることは、わからないはずはないんです。
でも、そうしてやりたいと願う気持ち、
痛いほど伝わってきました。」



最後に、地球の映像を送信する指令を出した彼ら。
それははやぶさの眼に、
ふるさとである地球を記憶させたいと
思ったからだと言う。
我が子が燃えつきるのを、
どんな気持ちで見守ったのだろう。


小学生の女の子が、はやぶさの記事に泣いたという。
私も例外なく、ティッシュで目頭を押さえた1人だった。








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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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