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忙中に観音を観る

春は毎年忙しい。
展覧会がなくても、やっぱり忙しい。

講座の手本を描き、各教室の年間行事の予定、税金の申告もある。
会報作成、特別教室の準備、(この中には、手本描きも含まれる)
その慌ただしさの合間を縫って、
1度くらいはお花見をしなきゃなるまい、などと考えると
もう1ツ体が欲しくなる。
同じ仕事をしている娘も、同然ながら同じように忙しい。

とにかく雑事が多すぎる。
2人で手分けしてこなしていくが、
いかんせん体力不足(年のせいです)の私は、すぐシンドくなる。

このところ1日2教室が続き、とうとうお手上げ。
Mさんに電話して交替してもらった。

体力温存、チビチビ使わないと
すぐバッタンキューとなるヒトだから、要注意だ。


今 観音様に取り組んでいる。
何も、この忙しい春に描かなくても、と思いつつも
なぜかこうなってしまうのだから、仕方ない。

8頭身、花をつけた椿の木の横にスラリと立った佳人は、
同じピンクの椿を持っている。
頭頂から肩にかけて透ける白布を被っている。
口許はやや笑みを浮かべ、眼は慈愛と知性に満ち、
清楚なたたずまいに包まれている・・・。

依頼人のSさんの要望通りに描けたのか、
何度も眺めては、又筆を入れる。
表情は10分の1ミリの線で変わってくる。
(教室でも今、舞妓を題材にしているので、
人物がいかに難しいか描いてみれば、解ることだ)

といっても、日本画や油絵と違って、
私達の絵は上に塗ることが出来ない。
もしダメとなると描き直さねば、作品にはならないのだ。


タテ140センチ ヨコ60センチの画面には、
緊張が張り巡らされている。

肩が凝る、眼が疲れる。
腰がダルい。(立って描くので)

しかし、描き上げて表装に出し、
額に入った絵と再会した時の、あの達成感!
それは、描いた者にしか与えられない喜びといえる。

それゆえ、この忙しさも乗り越えられる試練だと思いつつ、
頑張っています。

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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