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食べ物の恨みは会社のためになる話

OLをしていた頃のことを、教室へ通う道すがら
運転しながら娘が話してくれることがある。


ある日のこと、出入りの業者が持参したお菓子は
娘の大好物、マルセイバターサンドであった。


それらは、部署の全員に配られるが、
采配するのは女性のトップで、
部長といえど、お菓子に関しては口出し出来ない
暗黙の了解があったそうな。


封を切っていない菓子包みを開けようとした
若い男の子が、
「コラッ 勝手に触るでない!!」
と怒鳴られたこともあるという。


さて、そのマルセイバターサンド、
娘は配られた時すぐに食べず、後でゆっくり味わおうと
自分の机の、さらに大切な書類を入れる箱に
そっとしまっておいたらしい。

それが・・・


一刻の後、無くなっていた。



「アーッ、私のバターサンド、誰か食べた!!」


すると、のこのことH氏が、
「オレや。」


その悪びれた風のない姿に、彼女の怒りがバクハツした。



「もうっ!!ナンデそんなことするんですか!
私が大事に箱に入れてとってあったのに!!」

あまりにも大きな声で怒鳴りつけたものだから、
その場がキ~ンと凍り付いて、誰も何も言えなくなった。


これ幸い?
娘は、日頃の鬱憤も、一緒に吐き出した。

「Hさんがそんなことするんだったら、
私もうHさんの仕事はしませんからね!
パソコンだって知りませんよ!」


H氏が謝ったのはもちろんのこと、
その後、いくら言ってもしようとしなかった
パソコンをいじり出したとのこと。





げに、食べ物の恨みは恐ろしい。
H氏にとって、娘っ子に本気で怒られるなど、
それまで一度もなかっただろう。

この件においては、いたく感謝されているやもしれぬ、と
ハハは又、思い出し笑いをかみ殺している。



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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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