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いつか逝く国

雲の上  鳥の翼  飛魚の背  高い木のてっぺん

いつか逝こう  笹舟に乗って

小さな笑い声が聞こえる  永遠の住む処

悲しみのない国へ




この詩を入れた絵を描いてから、もう5年近くが経つ。
天空の国(浄土)の図。

雲の上には子供達と風太一家(こんな家族を作ってやりたかった)、
虹色の羽の鳥に乗っている男の子、
飛魚の背にしがみついている女の子、
高い木には天空の国に実る赤い実
(私はまだ行ったことがないので、味は知らない)
絵を描いている子、本を読んでいる子・・・・・・・。


笹舟に乗って天の川を走り、天空へ向かっている子供達もいる。

この世での生を終えた生身から離脱した魂は、
子供の頃にかえり、天空へ昇華する。
そこには永遠という名の安らぎが待っていると思いたい。


100人の子供達は、天空へ登った人々すべて、
そしてやがて逝く人達をも現している。
それゆえ1人1人の個性は極力消して、同じ服を着せ、長グツをはかせた。

このクツをはけば空を飛ぶことが出来る。
目は丸い点で、口は描かなかった。
円光寺の襖絵は、私の中で醸成した子供の国(浄土)なのだ。


「あの世がこんな所なら、死ぬのも恐くないですね」
と何人かが言ってくれた。
そう思ってくれる人が1人でも増えるよう、願っている。


近日中に、あの絵に会いに行こうと思う。


プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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