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風太の誕生日

ちょっと時間が空いているので、ブログを書こうと机に向かうと
風太がボールをくわえてやってくる。
家の中で誰がヒマなのか、ちゃんと知っている。

「耳、ピーン!(ミニピン)」と声をかけてやると、
ボールをくわえたまま私のヒザに両足をかけ、両耳をピンと立てる。
(いつもは右耳がヘナッとなっている)

「遊んで!遊んでくれたあとはおやつちょうだい」
と言っている顔だ。

我が家のワンコは食いしん坊で、欲しがるままに食べ物を与えていたら
1週間もたたぬ間に肥満犬になってしまう。

スリムな体を維持するには、双方ともに苦労する。
犬は食べ物をもらうために、いろいろ努力する。
可愛い顔をして飼主をじっと見つめてみたり、芸をしたり・・・
ワン!と恫喝する場合もある。

それに負けて与えているんだろうナァと、察しのつくワンコに時々会うが
その犬達は例外なく太っている。
動きも鈍い。
犬との駆け引きに負けてはいけない。

さて、超食いしんぼ風太は、今夜も甘えから始まって、
最終の大騒ぎ(ワンワンうるさい)に突入。
とうとう、「コラッ!うるさーい!!」と私が怒鳴り、
それでも諦めきれずリビングをウロウロしている。
あと少し私達が知らん振りをしていれば、浅い眠りにつく。

時折、こちらが根負けして、犬用のガムにチーズをほんの少しくっつけて与える。
おいしいチーズの部分はペロッとひと口、
ガムもチーズのにおいのするところだけかじる。

それからが風太の一番忙しい時間になる。
ガムを安全な場所に隠そうとするのだ。

私が横になっていたら、ソファに跳び上がってひざ掛けの下を物色、
ここにしようかナと思ったら、くわえたまままず掘る。
ガムを隠す時は、力強くホリ、ホリ、ホリ、ではない。
前足で軽ーく、ホ、ホ、ホ、と布をかく。
ガムを置いて、鼻で砂をかけるように布を動かし、最後にグッと押さえてみる。

ヤレヤレこれで安心と、私の顔を見たとたん、
「イカン、母さんに見られてた!」
慌ててガムを掘り出し、又くわえてどこかへ行ってしまう。

次は自分の小さなベッド、やはりここでも安心出来ない。
お姉ちゃんのベッドの方がいいかもと、移動する。

そんなことを何回も繰り返し、そのうち疲れて
イスの下にポイッと放置して寝てしまう。

ところが念入りに隠し場所をチェックし、
そうっとみんなの知らぬ間に事を終える時がある。
当然、どこに隠したのか風太のみぞ知る、となる。

風太のスゴイのは、ある日ポッとそのガムのことを思い出すことだ。
おねだりしても何ももらえない日にふと、
「ア、アレがあった」となるのだろうか。

テレビの後ろの誰からも見えない所なんかにヤツが入って行くと、
「やっぱりココや、ボクはよう覚えてるナァ」
みたいな顔をして、やおら腹ばいになり、
小さくなったガムのかけらを楽しむようにムシャムシャしている。

7月6日、風太は9歳を迎える。
人間でいえば、私に限りなく近い年齢だろうか。

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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