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真剣勝負

私にも絵の注文という僥倖が、
たまさかではあるが舞い込んでくる。

円光寺の『龍(天井画)・100人の子供達(襖絵)』を
見に行ってくれた同級生が、
壁面に掛かっていた龍頭観音(りゅうずかんのん)がいたく気に入って、
「持って帰ろうか」と思ったという。

お寺の絵を失敬してはバチが当たるので、
同じような絵を描いて欲しいと、言ってくれた。
あの絵は、亡母の15回忌に奉納したもので、
まだ雅号もなく、本名で落款してある。
今見れば、「ああ、こういう時代もあったンだナァ」と、
懐かしく、ちょっとばかり恥ずかしい。


ところで、玉麗会は今年で20周年を迎える。
あの絵を描いて20年の歳月が流れたことになる。
となると、20年の実績を、今回の絵で表現しなくてはならない。
ちょっとばかりでは済まないゾ。
相当腕まくりして取り組まないことには。

例によって、気になることをあらかた片付けて、
先週から下図作りに専念しているが、
何度描いても気に入らない。

毎日毎日、観音と龍にうなされる。
10日が過ぎて、今日やっと、これならと思うものが出来上がった。
といっても、本画はこれから。

ゴールデンウィークは、この絵1ツで終わりそうだ。

ふた昔前の私が描いた観音は、人間ぽく、
龍も今いち迫力に欠けた。

さて今回、絵の中で合掌している姿は、
「御仏(みほとけ)という名の佳人」を目指した結果が出るかどうか。

念力で描ける訳ではないけれど、
“気”を入れることは十分できる。
ちょっとでもヒマがあるとアトリエへ入り、じっと下絵を見つめる。
水墨画は精神的絵画であることを、
今さらながらに実感する日々が続いている。
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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