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N君は友人のひとり

私がお金を使う時は、
もちろん自分のため、家族のためが1番多いが、
“浮世の義理を果たすため”という場合も、ままある。

さて。
N君から電話があって
「今実家にいるので、とれたての野菜を持っていきます」
とのこと。

他人様の御子息を、勝手に息子呼ばわりしては
何となく落ち着きが悪い。
「息子のような子です」とは滅多に言わない。

けれども、若い男の子を連れて歩いていると、
羨ましがる人も中にはいるので、
その場合のみ、そう説明することにしている。

彼は、親子展の折、花を届けてくれた。
写真をやっていたので、センスもあるし、
私の好みも少しは理解しているのであろう、
彼からの花が1番洗練されていた。

N君の来たのは、お昼前。
今日はちょっと急ぐので、渡したらすぐ帰りますと、
電話の時、言った。

「娘の誕生日なンで…」嬉しそうに言ったのを聞いて、
私はすぐ自転車を出し、帝国ホテルへ行こうと張り切った。

ところが、下まで行くと雨が降っている。
あーあ。
仕方なくおとなしく待っていたが、
N君が来た途端、「ちょっと帝国ホテルまで乗せて行ってヨ」

実は数日前、ホテルのショップで、スヌーピーのグッズを見た。
それが頭をよぎったのだ。

奥さんから、ケーキを焼きつつあると電話があり、
早くイチゴを持って帰らねばとのこと。
そういえば、甘い香りが車の中に漂っていた。

彼を待たせて、ショップへ走り、スヌーピーのお皿を3枚。
N君へのチョコレートも添えて。

この世は義理と人情で、
“憂き世”から“浮き世”に変化する。

クマのヌイグルミロボットに介護してもらう世の中になったとしても、
彼または彼女と“情”で繋がっているべきだと、
考える私です。
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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