年末に手に入れたロッサのバッグ。
軽い、ポケットが多い、手ごろな値段、3拍子揃ってとても気に入っている。
が、ショルダー式で、その部分の材質が安っぽいのが、
かなり不満であった。
そこで、型押し模様はないが、本体と同じ色・材質のヒモを見つけ、
早速取り替えることにした。
滅多に使わないミシンを取り出し、調子を合わせるのに四苦八苦し、
やっと動くようになったら、アーア 布が厚すぎて縫えないときた。
仕方ない、手作業でいくか。
ミシン目のついたところをはずさないよう、一目一目手縫いする。
デザイン性を考えて、手提げの部分は2本取りにした。
その分縫いにくかったが、私オリジナルのバッグを作ろうと思えば、
手が少々痛いのもなんのその。
そして30分後、
出来たーッ。
「どう?コレ ホラ いいと思わへん?」
小躍りせんばかりの母を見たら、褒めなきゃ仕方ないだろうけど、
ホント、上手く出来てるンです!!
「その長さならショルダーにもなるし、いいヤン!」と娘。
バッグは好きで、いろいろ持っていた。
クツと揃えるくらい、凝った時期もあった。
しかし、そのほとんどは、あげたり処分したりして、今残っているものは
まず、軽いこと。
近年、350g以上のバッグは持たないことにしているから、
今どきの重たいバッグを買うことは考えられない。
この修理したバッグは、これからいろいろと活躍してくれることだろう。
外側にマグネット式とジッパー式のポケットがついているということが、
どれだけ便利か。
まだ2回しか使用していなくても、ちゃんと実感している。
年を取ると、体のあちこちが故障して大変だけれど、いいこともいっぱいある。
自分の愛用品が決まって、ムダな買物を控えるようになる。
経験はたっぷり積んでいるから、
ここをこう変えたら使いやすくなるということも、すぐわかるし、
ここをこうすれば、私に似合うようになると、
瞬時でわかるようにもなる。
マア、今まで相当にムダなお金を使ってきたもンね。
60代になったら、それが花開いて、失敗はゼロにひたすら近くなる。
収入も減ってくるから、うまく出来ているもンだ。