FC2ブログ

ちょっとしたヒマに読んだ本

上坂冬子と曽野綾子の「老楽対談」という本を読んだ。
これだけ有名な人になると、さほど厚みのある本ではなくても、けっこう高い。
内容に見合った金額であるかどうかは、各人の基準があるので一概には言えないが、
展覧会にしても、本でも、1ツ2ツ良いところがあれば、
マアこんなもんでしょうと思えるようになってきた。

展覧会の絵は、自分の技量に合わせてみているフシがある。
私より上手いと思えばヨシとなるし、もうひとつだったということもある。
本の場合、小説だと、登場人物に自分を重ねて読んでいる。
これが対談となると、総体的にこちらの人に私は似ているナと思いつつ、読む。
さて今回は、どちらに似ているか。

曽野さんは、旅行に行く時ありとあらゆる場面を想定して、
準備を怠らないと言っている。
私も50代まではその通りであった。
曽野さんは小説家なので、「虚」を積み重ね、「実」のように紡いでゆくのに対し、
上坂さんはドキュメンタリー分野。
「実」の中にある「虚」を暴いて正義とする。

性格も全く違うらしいが、時折妙に合うこともあるようで、
2人は数年来の友人とのこと。
何かについて語る時、方や理想論が多いのに対し、もう一方は現実的である。
見た目で判断(といっても写真でだが)すると、
上坂さんの方が苦労人で、世事には長けているように見えるが、
意外にも「女は妻となるもの」として育てられたらしい。
それなのに独身で通してきた。
三浦朱門というボーッとした(褒め言葉である)亭主を見つけて
今に至っている曽野さんが羨ましい、と語っていた。
上坂さんのズバリと書く文章が好きであったが、
性格的にもネバッこさがないように見受けられて、好感が持てる。

お2人共、いつの間にか後期高齢者になってしまった。
これから先、出来なくなる事の方が多いが、
結論としては、明るく行きましょうというメッセージであった。
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
リンク
このブログをリンクに追加する
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
FCカウンター
オンライン
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
RSSフィード
ブログ内検索