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風太危機一髪!

今日はあまり動いていない。風太だっておんなじ。
ちょっと散歩する?

2人だけだったのでかなり早い夕食後、
もうベッドにもぐり込んでいる風太を起こした。
「グッ、ブブ」と文句を言うがおかまいなく連れ出した。
後から思ったことだが、これが悪かった。
イヤイヤ歩いているのがよくわかる。
それでもあちこち臭ったり、おしっこしたり。

大川端の公園へ下りて行った。
すぐにウンチをしたら、もうこれで充分、ボクは帰ろうと思った様子。
でもせっかく来たんだからもうちょっと遊べば…と、
誰もいなかったのでリードを放してやった。
しばらくは草の上をウロウロしていたが、何となく今来た方向へ歩いている。
私も後を追って早足でついて行った。

ドンドン行ってしまうので思わず「風太!」と声をかけた。
と、止まって振り向く。
「よし、いい子やねェ。」それでもリードは放したままだった。
すると、ヤツは走り出したのだ。
いつも通っている道をまっしぐら。
タッタッタッと階段を上がる。
その速さといったらとても私の足では追いつけない。
上った所は広い交差点、車がドンドン通っている。

「風太止まれ!風太ッ!! 風太―ッ!!」
もう悲鳴に近い声で叫んでも、すでに姿は見えなくなった。
20段くらいを必死で駆け上がり、
「アーッ もうアカン!!」と思った瞬間、何という幸運、
信号は青であった。
風太は車が止まった隙を狙って、一気に駆け抜けた様子。

そこからは少しだけ下り坂。
先を見ると、家の方向にまっしぐらに走る黒い影が見える。
通りがかった人が「ウワッ びっくりした!」と言っている。
「スミマセーン!」息も絶えだえに言いながらも走る私。
もうひとつ信号を渡った。
わが犬息子は、なぜかちゃんと青信号を見極めている。
ここから先は歩道を一直線。
あーっ もう心臓が飛び出しそうっ。

その時、風太が止まった。こっちへ向かって走ってくる。
抱き上げるなり「アホタン!!」
おしりペンペンじゃ済まないゾ。
風太の心臓もドキドキしていたが、私のソレはドックンドックン、
今にも破裂しそうな勢いだった。
そこから家まですぐなのに、途中でベンチにヘタリ込んだ。
風太はバツの悪そうに私を見上げている。

昔、車に酔うはずの母が、私の急な高熱とけいれんのため
タクシーで病院へ駆けつけたことを思い出した。
私は犬息子のため、この体で200メートル走をやってのけた。

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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