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今になって解かったこと

私は修行時代が短かった。
玉雲先生という神様のような存在に出会えた
(というより、私の方から押しかけた)
おかげだと言える。
神様は、私に幸運を授けて下さった。
東京のアカデミー塾へ通いだして3年目に、個展を開きなさいと言ってもらえた。
同時に許証も頂いた。

この方こそ本物と仰いだ玉雲先生に、どうしたら認めてもらえるか。
それは絵が上手くなることしかない。
私は目いっぱいの努力をした。
玉麗の雅号を許された直後、ささやかな会が誕生した。

とマァ、順調に玉麗会は発足した訳だが、それからが大変であった。
経験が浅い分、生徒との付き合い方も下手ではあった。
早く言えば先生らしくなかったのだ。
ほとんどの生徒が私より年長者、父や母と同年齢の人もいた。
かれこれ20年前のこと…。

さて今日書きたかったのは、自慢話ではない。
アカデミー塾では25人くらいの人達と勉強していた。
全日本水墨画展が近づくと、生徒達は大作を持参して、玉雲先生に講評を受ける。

「ここは苦労しました。この部分は濃くしたほうが良いと思って…」
どの顔も大賞を獲得するべく、真剣そのもので、説明するのに力が入る。
しかしうるさく言い募る人に、先生は渋い顔で「ウーン…」と答えるのみ。
作品を床に並べ「お願いします」とだけ言う生徒には、細かく指導しておられた。
教えてもらう側から教える側にかわっても、最近までこんなことは思い出さなかった。

ところがつい先日、このシーンに重なるような出来事があり、
ああ、あの時の玉雲先生の気持ちはこんなだったかと、溶解した。
絵をみればすべて解かるのだ。
くどい説明をして、先生を疲れさせてはいけないのです。
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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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