自転車の事故が増えているそうな。
若い人達はすいすいと人混みを通り、ブレーキをかけることなく角を曲がる。
しかし、車輪は2ツしかない。
何かに当たれば必ずバランスを崩す。
運が悪いことに、当てられたほうが衝撃で飛ばされ、
壁にぶつかって死に至ったという記事を、最近目にしたこともある。
折も折、家の近くの見通しの悪い道で、ガァーンと正面衝突。
すごい悲鳴を発してしまった。
(とっさの時って、ふつう声でないよー、と娘)
近くを通っていた人2人が、その声に驚いて振り向いたほど。
相手は30~40歳くらいの男性なので、両足を突っ張り、ブレーキをかけたらしく、
私への衝撃は少しあったものの、転倒は免れた。
その話を教室ですると、
「先生 明日アチコチ痛くなりますョ」
とコワイことを言う。
確かに自分の悲鳴に恥ずかしくなって、慌てて帰ったから
どこも痛いとは思っていないけど。
この年になると、痛みは後からやってくる…
しかしマァ、コケなくて幸い、バターンとなっていたら、
今頃スリ傷だらけ、悪くすれば骨折ということにもなりかねない。
ともあれ、自転車は音もなくやってくる。
車よりも危険な、走るカナヅチと思わねばなるまい。
ちょっと前から、三ツ輪のついた安定型の自転車に乗り換えようかと
思うようになってはいたが、その日が近づきつつある。