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親子の関係

私が寝込むたび、友人が言う。
「雪ちゃんがそばにいて、よかったねェ」

ハイ、解っています。
親孝行してくれてます。

「ウン、助かってはいるけど、
もしいなかったら、いないようにするだけヨ」

よくドラマで、
ガンコ親父が憎まれ口をたたくのと、
ちょっと似ている。

さて、先日のこと。

教室が終わって小用のあった私は、
娘と待ち合わせ時間・場所を確認し合って
別れた。

用事を終え、食材も買って、
指定場所へ定刻に着いた。
まだ娘は来ていない。

デパートの中ゆえ、
その辺で何か見ているのだろうと思いながら、
店内に置かれたイスが空いたので、
そそくさと座った。

5分、10分と過ぎても、来ない。
おかしいナァ。

店内は冷房が効きすぎて、寒い。
疲れてもいる。
頭痛も少々。

だんだんイライラし、イスを立ったその時、
娘が現われた。
その眼は怒っている。

「ちょうどに着いたのに…」
と2人同時に口にした。

同じ時間に着いたけれど、
柱の向こうとこっちのような、ズレがあった。

それにしても、私達親子は
「待ち時間の限度」がどちらも15分だったンだと、
妙なことに感心しながら、
(ちょっと捜してくれたらいいのに、もうっ)
と心の中で呟く。

娘の方とて同じ思いであったろう。

切符売場まで無言で歩く。

娘「御堂筋線は混んでてイヤやわ」
私「ア ソウ、お母さんはこれで帰るから、
アンタは別ので帰りなさい」

娘の予想に反して、いつもより乗客が少ない電車。
1人ポツネンと座ったハハ。
隣の席が空いている。

それでも、
難波から梅田までは頭の中が燃えていた。
ところが、電車を乗り換える頃になると、
ちょっとばかり反省の色が…

「そうだ、待っててと言ったのは、私だったっけ」

娘が仕事の手伝いをしてくれるようになって、
私は気付かぬうちに、甘えていたのだ。

待っていてくれて、当然。
捜してくれて、当たり前。
知らぬ間に…

これが他人なら、
「1人で帰るから、先に行って」
と言うだろう。
待ち合わせるなら、5分前に行き、
現われるまでウロウロと捜すことだろう。

先に家に着いた私は、娘の机の上に
『ごめん、待ってもらったのはお母さんだった』
と書いて、置いた。
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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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