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「脳あるヒト。心ある人」の言葉より

養老孟司氏が書いていた。

“つまらない本を読まなくなったのは、
忙しいからというより、人生の残りが少なくなったからであって、
この残り少ない人生は、やりがいのある頼まれた仕事と、
虫の研究に使いたい”

と言っておられる。

虫にもいろいろあるらしく、人気の虫は若い人に譲り、
人気のない虫を調べるのだが、あまり人気がなくてはおもしろくないので、
「適当に人気がない」虫を選んでいるとのこと。

“私でなけりゃ誰もやらない仕事、それが虫の研究だ”
と書いてあるのを読んで、
『そうですっ』と思わず膝を打つ。

円光寺の絵を黙々と描き続けている私にとって、
まさに相槌を打ちたい言葉であった。

以前養老先生が、虫を捕っているところをテレビで観たことがある。

偉大なる解剖学者と一緒に考えては、
甚だ失礼ではあることを承知の上で、
一所懸命になるということは、一種ユーモラスでさえあると思う。

口を開けば、襖絵と天井画のことを言っている今の私は、
本人は一所懸命なのであるが、
他から見れば、良く言えばほほえましく、
ひょっとすると…。

それでも先生の言われるように、
「私でなければ出来ない」
と思って筆を持っている。

一所懸命というのは、少年少女の境地に入るということであろう。
ただし、それは一昔前の子供達であって、
現代の少年少女達は、かなりクールであるように見受けられる。
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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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