阪神デパートで日本画家 大森正哉氏の個展を拝見。
案内ハガキに載っていた花鳥画は
西表島に咲くサガリバナとリュウキュウサンコウチョウで、
50号の大きさであった。
サンコウチョウは長い尾、目の回りが鮮やかなブルーの特徴があり、
鳴き声が “ツキ・ヒ・ホシ、ホイ・ホイ・ホイ” と
聞こえるとかで、三光鳥と呼ばれる。
これは鳥の本で仕入れた知識で、
見たことも、声を聞いたこともない。
サガリバナも同様、こんな花があることさえ知らなかった。
ネットで娘が調べると、サガリバナツアーがあるそうで、
川をさかのぼってその地へ行くと、
一日花のかの花がホロホロ散って浮かんでいるらしい。
南の島は夢の島とよく表現するが、
まさにそうなんだナと画面を見て頷く。
大森氏は40代、背が高く、
スポーツ選手のような逞しい体の持ち主で、
カヤックに乗って2時間漕いでその場所へ行き、
スケッチして来たという。
写真を見せて頂いたが、
干潮時、イスに座っている大森氏の足がくっきり見える。
汚れていない清らかな川なのだろう。
どこへでも取材に行ける頑強な体と若さが
ふと羨ましくもあった。
この方の絵も、端正で美しい。
美しい絵を見ると、心が透明になってくる気がする。
「大森正哉 日本画展」
阪神百貨店 9階美術ギャラリー
7月14日まで
(玉麗)

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