ごまの香りがしつこくない程度に広がり、
ねっとりとした食感が舌にとろけるうれしさ。
このごまとうふを初めて買った日、
私はおいしさの虜になった。
いつも1本入りを購入しているが、
それにはしょうゆとわさびがついていないので、
家にあるもので間に合わせる。
今回頂いたのは2本入り。ちゃんとついていた。
“高野山はまだ寒いだろうナア”
と、この季節のかの地を想像する。
私が行ったのはもう15年も前の夏だった。

樹々の間の深い陰影の中には、
冷涼な空気がひっそりと漂っていた。
まるで時間が流れていないような
不思議な感覚を味わいながら歩いた。


帰路、ごまとうふを買ったかどうかは定かではない。
朧げではあるが、昼食の献立のひとつが
そうであったような・・・。
Iさんのおかげで遠い思い出を辿ることが出来た。
ありがとうございました。
(玉麗)
※写真は、10年前に雪が高野山を訪れた時に撮影したものです。

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