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ヒイバアサンの予言

頭の中が、円光寺の天井画と襖絵のことでいっぱいになっている。

それでも教室に入ると、サッと切り換えて、
手本を描き、教えることに集中。

仕事となるとパッと割り切ってそう出来るのに、
日常の雑多なことはなかなか上手くチェンジが入らない。

「誰でもそんなモンよ」
との友人の言葉を信じよう。

さて、郷里へ電話すると、
「この辺ではお寺の本堂を建てかえるのが、流行ってるみたいじゃなあ」
とのこと。

ある寺は3億もかけたという。

隣の町では、襖に絵を描いてあったが、素人くさかったと兄。

もうひとつの寺は書であったらしい。

大金をかけた寺も、絵はないとのことなので、
「じゃあ円光寺は、絵で勝負ってとこやねェ」
と大見得を切ってしまった。

檀家が少ない寺ゆえ、寄附が集まらないとなると
建設会社や絵描きが協力しなくてはなるまい。

これは後世に残る玉麗の大仕事を思って、精進しよう。

兄もハッパをかけてくれた。
「絵描きが檀家におるっちゅうお寺は、あンまりないけんなあ」

“浄土”を描くというと、
「ヒイバアサンは100歳直前まで生きとったけんど、死ぬ間際に、
『ああ、子供がいっぱいおるナァ』と言うて、ヒャッヒャッヒャッと
笑ったらしいデヨ」

なるほど!バアチャンは、祖孫がいつか描くであろうことを
すでに知っていたのか。

電話を置いた途端、
ヤルゾーッ!という気持ちが湧き上がってきた。

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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