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四季の姫のストーリー:25


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この物語は、澁谷玉麗の完全オリジナルです。
毎週日曜日に更新します。

過去のストーリーを読みたい方は、
ブログの右側の「カテゴリ」の中より、
「四季の姫のストーリー」をご覧下さい。

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(登場人物)

四季神家:父神 愛馬「豊雲(とよくも)」
     母神
     一の姫(冬) 供・・・白狐「冬衣(ふゆぎぬ)」
     二の姫(春) 供・・・駿馬「建速(たけはや)」
     三の姫(秋) 供・・・鳳凰「綾織(あやおり)」
     末の姫(夏) 供・・・龍「倭(やまと)」
     
四季神家に仕える者:
     ぼたん老女
     ふたりさくら子
     加牟豆(かむず)

     冬の社の主神
     少名神(すくながみ)・・・(冬の社の主神の従兄弟)
 





「待っていたぞ
おまえ達を亡きものにすれば、この世は吾れが支配出来る
アマテラスはすでに吾れの手の内じゃ」


四季神家の姫達は、冬姫を除いて
みな戦いなど知らぬ平穏の中で育ってきた。


しかし今、目の前に
異形の者がおどろおどろしく現出したことによって、
瞬時に身の内の血が沸立った。


3人同時に供を駆り、
目前の異形の者に対峙出来る位置へと移動した。



「待て、はやるでないぞ」

四季神が姫達の前へ出た。

「おまえは何者じゃ
我らはおまえのことを知らぬ
名を告げよ」




「吾れの名は無い
鳥どもは無名さまと呼んでおるが」


その時、黒い羽が半ば色を失い、
風切羽が切れ切れになった老鳥が
四季神と無名の間に飛んで来た。


空中で動きを止めたまま、ひと際大きく声を上げた。

するとその鳥の声は、
すぐ四季神達にも聴き取れる言葉に変化した。


「無名・・・・・さま・・・は
神の子孫・・じゃ

父の名は オウスノミコト
母は黒女鳥(クロメドリ)

オウスノミコトは死して白鳥になり
彷徨う途中アズマの地で、黒女鳥と契った

生まれた子が無名さま
いや、父も母もその子に名をつけることなく
いずこかへ去った

我ら黒鳥(クロドリ)一族はその子を大切に育て、
いつしか無名さまと呼ぶようになった」

6141.jpg

(by 玉麗)




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