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四季の姫のストーリー:23

毎週日曜日にお届けしているストーリーですが
先週は徳島展があったためお休みしましたので、
連続でアップします。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この物語は、澁谷玉麗の完全オリジナルです。
毎週日曜日に更新します。

過去のストーリーを読みたい方は、
ブログの右側の「カテゴリ」の中より、
「四季の姫のストーリー」をご覧下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(登場人物)

四季神家:父神 愛馬「豊雲(とよくも)」
     母神
     一の姫(冬) 供・・・白狐「冬衣(ふゆぎぬ)」
     二の姫(春) 供・・・駿馬「建速(たけはや)」
     三の姫(秋) 供・・・鳳凰「綾織(あやおり)」
     末の姫(夏) 供・・・龍「倭(やまと)」
     
四季神家に仕える者:
     ぼたん老女
     ふたりさくら子
     加牟豆(かむず)

     冬の社の主神
     少名神(すくながみ)・・・(冬の社の主神の従兄弟)
 





天上界へは、下つ社(しもつやしろ)の鳥居をくぐり、
長い階段を登る。

そして、上つ社(かみつやしろ)の鳥居を抜けた所に、
アマテラスの御座所があった。


四季神は、上つ社を包むように広がる邪念を観て、
大御神の危急を悟った。

急ぎ、豊雲の踵(きびす)を下つ社に向けると、
今来た道をとって帰した。



「冬姫よ、聞こえるか
何者かの邪念で囚われの身になっておられる大御神を
お救いせねばならぬ
皆に伝えよ
邪悪なものとの戦いになる
心して臨めとな」



四季神家で、父神の言葉を受けた冬姫は、
その旨を皆に伝えた。

その言葉が終わるのと同時に、真っ先に倭が飛び立った。
背に夏姫と加牟豆・ふたりさくら子を乗せて、
春姫と建速、秋姫と鳳凰が同時に続く。



下つ社に参集した四季神家の子らと神獣たちは、
皆それぞれに邪悪なものの正体を知りたがった。


四季神は、眼を閉じ念の形に入った。


「黒い鳥が、無数に見える
その鳥達の中心にいるのは、人か神かよくわからぬが
長い年月をかけておどろおどろしく膨張した、
怨念の塊を要しておる」



「大御神様の御身は?」

春姫が問うた。


「無事じゃ
だが、この国に夜が訪れない理由は、
大御神の御身が自由ではないということを、意味する」


四季神は眼を開けると、その場の者達それぞれに、
力強いまなざしを向けた。


「我らは今より、大御神をお救いし、
この国に四季を取り戻すため 上つ社へ参る
皆々にとって戦いは初めてじゃ
負けてはならぬ

しかし、無益な殺生は控えることじゃ
姫達には身を守る剣を与えよう
加牟豆とふたりさくら子には、おのずと備わった能力がある
心配しなくともよい

私がついておるゆえ、供と心をひとつにして存分に働くがよい
いざ、出発じゃ!」


(by 玉麗)




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Comment

都島   MOTOKO | URL | 2013.06.09 20:16
徳島個展、お疲れさまでした。関西からは少し距離が有り、私達は足を運ぶ事が出来ず残念でした。日々の日記で参加させて頂きその日その時の有様が理解でき、改めて大変さ、嬉しさ、苦労を感じています。人様に与えられた作品の数々は、私達の心の安らぎ、生活の糧、肥し、美的感覚、優しさを貰いました。お疲れさまでした。
今日、いや、今朝、先生のご自宅の周りにチョウチョウが5匹も。早く元気なゆき先生に!
と。ゆっくりゆっくり飛んでいる蝶の姿を発見。
雪 | URL | 2013.06.09 21:32
MOTOKOさん

激励のおことばをありがとうございます。
各教室で、みなさん徳島滞在中のブログを読んでくださっていて
「お疲れ様でした」「お体大丈夫ですか」
声をかけていただきました。

ようやく私は元気になりました!
健康な体のなんて幸せなことか。
ちょうちょたちも応援してくれたおかげかもしれません。
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  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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