FC2ブログ

四季の姫のストーリー⑰

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この物語は、澁谷玉麗の完全オリジナルです。
毎週日曜日に更新します。

過去のストーリーを読みたい方は、
ブログの右側の「カテゴリ」の中より、
「四季の姫のストーリー」をご覧下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

(登場人物)

四季神家:父神 愛馬「豊雲(とよくも)」
     母神
     一の姫(冬) 供・・・白狐「冬衣(ふゆぎぬ」
     二の姫(春) 供・・・駿馬「建速(たけはや)」
     三の姫(秋) 供・・・鳳凰
     末の姫(夏) 供・・・龍
     
四季神家に仕える者:
     ぼたん老女
     ふたりさくら子
     加牟豆(かむず)

     冬の社の主神
     少名神(すくながみ)・・・(冬の社の主神の従兄弟)
      







母神、4人の姫、ぼたん老女、ふたりさくら子、加牟豆。
全員揃ったのを確かめると、
父神は大御神(おおみかみ)アマテラスへ祈りの言葉を捧げた。


四季神家の1日の始まりであった。


父神と加牟豆が集めてきた山々の恵みが、
四季神家の祭壇に並べられている。

そのうちの半分を、
ぼたん老女とふたりさくら子が恭(うやうや)しく下げて、
皆に配膳した。
朝餉(あさげ)は、瓜(うり)と無花果(いちじく)であった。


庭の大木に止まって羽を休めている鳳凰を見ながら、
父神が言った。

「三の姫よ そなたは秋を司る姫君となり、
いつの日か 竜田姫(たつたひめ)と呼ばれるようになるであろう
そうなる日のために、本日より覚えねばならぬことが
あまたある
季節を秋に変える準備を、今から始めるぞ
加牟豆、豊雲の馬具を軽くしておいてくれぬか」

「はい、四季神さま」



その日から、三の姫は鳳凰に乗り、
豊雲と並んで空を飛んだ。

父神は眼下に見える草木のひとつひとつの特徴を、
三の姫に教えた。

新しい芽をつけるために葉を落とす木。
緑のまま冬に向かう木。
落葉する樹々は赤や黄に染め上げるが、
常緑の木を紅葉させてはいけないこと。

秋に実をつける草木にも、
紫、赤、黄、青など各々の色をつけること。


秋姫の仕事は豊穣を分配することであり、
やがて来る冬のための準備をうながすことでもあった。


DSCF2953.jpg


(by 玉麗)




水墨画・墨彩画 玉麗会
http://gyokurei.com/


にほんブログ村 美術ブログ 墨彩画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 水墨画へ
にほんブログ村

いつもありがとうございます。

Trackback

Trackback URL
http://gyokurei.blog14.fc2.com/tb.php/1178-1b86fd66

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
リンク
このブログをリンクに追加する
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
FCカウンター
オンライン
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
RSSフィード
ブログ内検索