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四季の姫のストーリー⑥

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この物語は、澁谷玉麗の完全オリジナルです。
毎週日曜日に更新します。

過去のストーリーを読みたい方は、
ブログの右側の「カテゴリ」の中より、
「四季の姫のストーリー」をご覧下さい。

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(登場人物)

四季神家:父神 
     母神
     一の姫(冬) 供・・・白狐
     二の姫(春) 供・・・駿馬
     三の姫(秋) 供・・・鳳凰
     末の姫(夏) 供・・・龍
     
四季神家に仕える者:
     ぼたん老女
     ふたりさくら子
     加牟豆(かむず)

     


前回のつづきが、談山神社でご紹介した部分となります。
あらためてその全文を載せてみたいと思います。

なお、
期間限定として動画を年内のみ配信する予定でしたが、
まだしばらく観ることができますので
もう一度観たい方は、ウェブサイトのトップページへどうぞ。

玉麗会




日出づる国、にっぽん。
古来より、この国には八百万の神々が御在します。
春夏秋冬を司る神、四季神家には父神と母神、
そして4人の姫達がいました。

末の姫が3ツになった年、父神は4人を集めて言いました。
「明日より4人に各々の季節を与える。
一の姫は冬を、
二の姫は春、
三の姫は秋、
末の姫は夏を祭る姫神になる準備をするように」

どこからともなく白狐が現れ、冬の姫の側に座りました。
春の姫の側には駿馬が寄り添い、
秋の姫の後方に火の鳥のような鳳凰が翼を収めて立ちました。

末の姫が瞳を輝かせて
「父神さま、わたくしの供は?」
「さあ、捜しに参るぞ」
言うが早いか父神は末の姫を軽々と肩に乗せ、
海に向かって白馬を駆りました。

ここは鳴門の海。
眼下にはいくつもの潮流がぶつかり、恐ろしい勢いで渦巻いていました。
そのちょうど真上に来た時、
あろうことか父神は小さな姫を海に向けて放り投げたのです。
末の姫は声を立てる間もなく、
緑青の海へ真っ逆さまに吸い込まれました。

と、次の瞬間。
渦の中から白い飛沫とともに、空に向かって躍り出た生き物がいました。
頭上に末の姫を乗せた龍でした。

その様子を見ていた父神は会心の笑みを浮かべると、
先導するかのように愛馬の踵を四季神家の方角へと向けました・・・





上記のストーリーは、屏風絵が出来てから、
生まれたものです。

さらに、そこから全体のストーリーが
つむぎだされました。
スターウォーズのエピソードのようです。



あらためまして、
皆さん明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

12月31日から、1月1日にかけてみる夢を初夢と呼ぶならば、
私がみた初夢に、ヘビが出てきました。
白ヘビではなかったように思いますが、
かなり大きなヘビでした!

新春スペシャルで、もう1話載せてみたいと思います。




一の姫が生まれて15年が経ったが、

ぼたん老女とふたりさくら子、加牟豆(カムズ)は

四季神家へやってきたままの姿で、

年を重ねることはなかった。


今では、ふたりさくら子より

姫達3人の方が年上になってしまったが、

変わることなくクルクルと動いて、

母神とぼたん老女を喜ばせた。



加牟豆は、父神と二の姫の愛馬達を任された。

8歳とは思えぬ知力と体力をもって、その役をこなしていった。



一の姫の供である白狐は、ほとんど姿を見せず

姫が祈りの形に入る時、どこからともなく現れた。



鳳凰も又、秋が近づくと姿を見せたが、

別の季節になると空のかなたへ飛んで行った。

困ったのは龍の処遇であった。



末の姫は龍が大層気に入り、常に側におきたがった。

龍の方も姫を背に空を飛ぶことを、厭う風はなかった。



しかし、なにぶんも体が大きいため、身の置きどころがなく

夜はひとつ山を超えた所にある湖に身を沈め、

姫が目を覚ます頃には、四季神家の真上の空にいた。

(by 玉麗)


水墨画・墨彩画 玉麗会
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  • 大阪在住の水墨画家。
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