FC2ブログ

四季の姫のストーリー⑤

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この物語は、澁谷玉麗の完全オリジナルです。
毎週日曜日に更新します。

過去のストーリーを読みたい方は、
ブログの右側の「カテゴリ」の中より、
「四季の姫のストーリー」をご覧下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





父神は裏山の桃の実をもぎ、

「加牟豆(カムズ)よ、出でよ」

と言った。


桃の実は、二ツに割れると中から小さな人形(ひとがた)が現れ、

みるみるうちに8歳ほどの、おのこになった。


父神、母神、4人の姫、

ぼたん老女、ふたりさくら子、加牟豆。

四季神家はますます賑わいを呈していた。


すでに3人の姫達は、父神のまつりごとの助けとなっていた。

難しすぎることがあれば、

3尾の神獣達が姫達にかわって、ことごとく解決して行った。



やがて、末の姫が3ツの年を迎える時が来た。


一の姫は15歳。

すでに姫神としての気品を備え、

祈りの形に入ると光背(光の輪)が現れた。



二の姫は14歳。

のびやかな四肢の野生が光り、

愛馬に乗って駆けるさまは、父神に似て雄々しくさえあった。



三の姫は13歳。

母神似のあでやかな容姿の中に、

凛とした心を宿していた。

鳥達と思うさま語り合うことが出来るのは、

この姫の供、鳳凰の力であった。


末の姫はいまだあどけなく、

笑うと周りのものすべてに穏やかな心をもたらす

おさなごであった。

(by 玉麗)



水墨画・墨彩画 玉麗会
http://gyokurei.com/


にほんブログ村 美術ブログ 墨彩画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 水墨画へ
にほんブログ村

いつもありがとうございます。
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
リンク
このブログをリンクに追加する
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
FCカウンター
オンライン
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
RSSフィード
ブログ内検索