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四季の姫ストーリー 序章

以前お伝えしていた、玉麗オリジナルストーリー、
アップしたいと思います。

ブログでは1話ずつ紹介します。
なお、更新は気まぐれです。
(1週間に1度くらいの予定)

もし、前回のストーリを忘れたとか、
更新していたのに見逃した場合は、
このブログの右がわに、「カテゴリー」というメニューがあり、
そこに記事が内容別で種類分けされています。

一番下に「四季の姫のストーリー」がありますので、
そこをご覧下さい。

今日は初回なので、2話のせたいと思います。




『四季の姫4姉妹と神獣たちの物語』



“序章 壱”

  

一の姫が生まれた朝、雪が降っていた。

父神は冬枯れの庭に下りて、ぼたんの木を一枝折り、

小さな人形(ひとがた)を作った。

そして、母神のかたわらで眠る姫のそばへ置くと、

フッ と息を吹きかけた。

人形(ひとがた)は、たちまち品の良い老女となり、

父神に向かって深々と額(ぬか)づいた。


「ぼたん老女よ、そなたは姫の身の回りの世話と

姫神になるための、たしなみを教えてやってほしい」


一の姫は色白で、少しひ弱に見えたが、

深い色をたたえた瞳の奥には、

姫神にふさわしい高貴な光が宿っていた。


”序章 弐”


ぼたん老女は智恵の限りを尽くし、

母神と幼い姫に献身的に遣えた。

季節がひとめぐりして、春がやってきた。

桜がやっとほころんだ頃、二の姫が誕生した。

父神は咲いたばかりの桜の花を集め、

床に人形(ひとがた)を作った。

桜花達は、あっという間に10歳ほどの

双子の少女になっていった。


「ふたりさくら子よ、姫達の遊び相手を頼んだぞ」


二の姫は象牙(ぞうげ)色の肌に、ほんのり朱がさした

健やかな赤子であった。

大きな声で空腹を訴え、乳をよく飲んだ。



(by玉麗)



今日は雨ふりでした。

明日は晴れますように。

(雪)


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