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まだ桜が続きます

「佐保姫」さおひめと読む。
昨年の長居展の折、急に思い立って一気に描きあげた絵。
縦110cm 横80cmの額に収まって今リビングの壁に掛けてある。

この姫は黒髪ではなく少し茶パツで、打ち掛けを羽織り、白い鳥に乗って空を飛んでいる。
いや、浮かんでいるといった方が正しい。

春の女神だから慌しく動き回ってはいけない。
あくまで優雅に舞うごとく。
左手には花籠を持ち、右手で花びらを撒いている。

そして桜。
下方一面にうす紅の桜の木を描いている。
佐保姫の手からこぼれ落ちているのは、まさしく桜の花びらなのだ。

玉麗が描けばこうなります、と説明するつもりでいた。
ところが誰も聞いてくれない。「ハーン」「ヘエー」と感心するばかり。
絵の下に「佐保姫」と書いてあるから、この人はそういう名前なンだと皆が思っている。

1人だけ「なんで鳥に乗っているンですか」と聞いた人がいた。
待ってましたョ、そんな質問。

「これは日本の春の女神です。
ちなみに秋のおひいさまは竜田姫といいます。
黒髪にしなかったのは、春らしく軽やかにしたかったから。
竜田姫を描く時は緑の黒髪にします。
羽衣で天空に浮いている絵にしようと思ったのですが、どうもしっくりこない。
そこで何かに乗っていることに…龍は変だし、雲もひとつとなるとやはり鳥かな…と。
鶴よりは白鳥の方が似合っていると思って。
ただしハクチョウではなくシラトリです。」

とマア一気に語り、その人は納得したような、しなかったような…。

さて今頃 姫の念力は北上しつつ、各地にあえかな桜の花を咲かせていることだろう。

http://hw001.gate01.com/gyokureikai/

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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