そのほとんどはアゲハの幼虫が食べ尽くし、
2本を残して丸裸の状態。
その2本はレモンで、小さな黒虫と
“ナガサキさん”と呼んでいるナガサキアゲハの幼虫(かなり大きい)の
ためにおいている。
“ナガサキさん”は気難しく、他の柑橘を食べようとしない。
動かしてもいけない。
そのかわりお行儀よく、1ツの葉を茎もスジも食べ尽くしてから
次の葉に移動する。
食事が終わると、自分が決めた葉にちゃんと戻る。
園芸屋さんにもレモンが尽きたようで、良い木が手に入らなくなった。
こうなったら仕方ない。
「柑橘類をお持ちの方はいませんか?」
教室で厚かましくもお願いをしてみた。
「ゆずならあります」
「キンカンでもいいですか」
皆さん、優しい。
御協力頂いているおかげで、グリン達はどんどん成長し、
現在サナギが65個、越冬組となった。
こんなに涼しくなっても、黒虫がたまごから出てきて、
丸裸になった木からわずかに出てきた新芽を食べている。
あと少しの間、冷蔵庫の野菜室に蓄えた柑橘の葉を与えて、
今年のアゲハの飼育終了。
娘は寂しくなるらしいが、私はホッとする。
“ボクのお姉ちゃん”を虫に取られて、時々スネ夫になっている
風太もヤレヤレだろう。
一番喜んでいるのは、
いつも虫達に食い尽くされている柑橘達かもしれない。

(こちらは、順調です)
(玉麗)
水墨画・墨彩画 玉麗会
http://www.gyokurei.com/

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