ドラフター(製図板)の話。
ささやかな自慢話だが、中学1年生の時、
製図コンクールがあって、学校代表で出場した。
(1度ブログで書いたかもしれない)
県大会の前の選抜で、20校ぐらいが参加したように思う。
出場者は全員男子、女子は私1人。
なにしろコンクールとは名ばかり。
第1回目なので、
中学生には製図板自体が普及していなかった時代の話だ。
で、結果は3位。
なんで1、2位を逃したかと言うと、
図面の配置が間違っていたのだ。
記憶がおぼろげであるが、何かの工業製品が配られ、
それを図面にする。
そんなことであったように思う。
先生の話では、引かれた線の美しさ、正確さにおいては
君がトップだったと、慰めてくれた。
もうずいぶん前からキャドが普及し、パソコンで図面は作成されるから
ドラフターは出番がなくなった。
でも何か別の用途に用いるのだろう。
ネットでオークションに出されていたが、
手に入れる前に知人が譲ってくれた。
何と嬉しいことよと喜んでいたら、
その上に置く台をこれも又、知人が作ってくれると言う。
明日ドラフターを持って行くことになっている。
これで、私の制作机が出来上がる。
その昔、アルバイトで設計事務所へ通っていた頃、
設計士が使っている、いかにも上等そうな、プロ好みの「それ」を見て、
この製図板の上で線を引いたらと思うだけで、
心が踊ったものだ。
“線” の美しさを追求する気持ちは、
あの頃からすでに芽生えていたと思われる。
憧れの製図板が手に入った。
製図をすることはないが、
この上で私は “線描” を極める。
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