玉麗会展を催すと、
玉麗流とはあきらかに異質の作品が出品されることもある。
他の先生の摸写であったり、自己流で描いたもので、
私も最初の頃は、それを見て ウーンと考え込んでいた。
「ああいうのを出してもいいんですか」
「玉麗流じゃない絵もありますけど、心が広いですねェ」
などと言われると、さらに “ウーン” となる。
サテどうしたものかと悩んでいるうちに回を重ね、
「私の手本でなくてもいいですよ、
気に入ったのがあれば何でも描いて下さい」
と、気負わずに言えるようになった。
物事の変化に動じない心を持ちたいと、いつも思っている。
しかしこればかりは、努力して出来るものではない。
私は変化に弱いヒトだと自覚している。
何か突発するとアタフタとなる。
誰かに何かを言われると、ソレが気になる。
冷静な人が羨ましい。
でも、“慣れる” という方法もある。
1度目はウロたえても、2度目は落ち着いて対処出来る。
3度目になると、余裕もうまれるだろう。
私の様子は、脇下に大汗をかいていても、
そんな風には見えないそうなので、おおいに助かってはいる。
教えるようになって21年目。
玉麗流がしっかり根付いていることを感じながら、
日々の変化に対応しています。
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水墨画・墨彩画 玉麗会
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