ベランダへ出ると、ペキッ ペキッ ペキッ と小さな音がする。
25匹ほどいるチョウの幼虫は、ほとんどが黒虫からグリン(青虫)に変身し、
モーレツな勢いで、レモンの木の葉を食べている。
ようく耳をすますと、その音が聞こえるのだ。
虫が気味が悪いと言っていた人達にも、我が家の子達を見せると
「ヘエーッ かわいい目をしてますねェ」
なんて言っている。
目のように見えるが、模様らしい。
生物学的に詳しく観察を続けている訳ではない。
生きて動いているそのこと自体が、物めずらしいく、おもしろい。
やがてチョウに大変身するというのも興味深い。
さてこれだけいると、虫達にも性格があるように思えてくる。
近づくだけで怒ってキョーレツなニオイのするツノを出すヤツ。
触ってものんびりタレ目の頭を少しだけもたげるだけの子。
中には、葉っぱから落っこちるドジなのもいる。
落ちて慌てて(ゆっくりだが)登ったところが、物干竿のポールだった、ときては、
人間にもこんなのいるよねと思ってしまう。
(拾って、元の場所へ戻します)
モリモリ食べてはしばらく休憩し、又ペキペキ音を立てている。
ところで、レモンの木は、彼らの食用として
2本手に入れた。
ひょっとして、もう1本くらい調達しなければ足りぬやもしれぬ。
そのうち我が家のベランダからチョウが群れをなして
飛び立つはずだ。
想像するだけで、ワクワクする!
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