天神橋へ行ったついでに、“大阪くらしの今昔館”へ入ってみた。
「ほっとしたいそこの人、しばし時を忘れて浪花見物に参りませう」
とパンフレットに書かれている。
音声案内は、桂米朝、浜村淳、八千草薫。
ビルの中に、江戸は天保時代、大阪の商家の町並みを実物大で再現、
夏場は天神祭の様子がシュミレーションされる。
この展示はいつ頃から始まったのだろう。
今の大阪市の財政ではとても考えられない、立派な物であった。
無料かと思ったら600円必要。
入場者は私1人ではないかと不安であったが、
上から見ると着物姿の男女がウロウロしている。
ア、これは例の、
ボランティアでその時代のヒトを演じているんだナと思いつつ、
下りて町屋に入っていくと、見物しているヒトら(客)であった。
背の高いアメリカ人っぽい男の子が、けっこう粋に着ているので、
「よう、似合ってる!」と声をかけた。
この話をしたら娘が、「大阪のオバチャンやナァ」と言う。
「けど、私は1人やったヨ。オバチャンは群れる」と言い訳をするあたり、
さらにオバチャンか?
マア、地元の人はわざわざは見ませんワ。
通りがかりでも、やっぱり見ないやろうナアと思いつつ、
今日の私は気分的によっぽどヒマやったンやナアと、
チケットの半券を見ながら思っている。