先日テレビで、“庭屋一如(ていおくいちじょ)”という言葉を知った。
庭と家がうまく融合して、
ひとつの宇宙を作っている様子とでも言えばよいか。
しかしこれは大富豪の別荘のことで、
庶民の暮らしでは、その言葉さえ知らないで普通かもしれない。
マンション住まいの我が家には、自由にいじれる庭もない。
しかし、その気になればじゃがいもは作れる。
早くに植え付けを行ったからか、茎が黄色くなってきた。
こうなるともう待っていられない。
ひとハチ掘り起こすと、2株に10個ほどの収穫があった。
小さいけれど念入りに洗い、皮のまま塩ゆでした。
ホホッ
それはもう、今までに食べたことのないおいしさ!!
ホックリしているのにねっとりしている、この食感。
甘味と香りが口中に広がって、
自称ではありますが、グルメの私が、「おいしい!」と
何度つぶやいたことか。
私は植え付けをし、追肥をやり、水をかけただけなのに。
きっと種いもが優れたものだったに違いない。
Yさん、来年も作りますヨーッ。
又、3個だけ分けて下さいネ。
ブーゲンビリア、ペチュニア、ゼラニューム、あじさい、ビンカが、
白いハチにあふれる程咲いている。
高級、珍種はひとつもない。
小花も目立たないので、植えないことにしている。
(その花達に混じって、ミニオクラの種を蒔いたら、
もう10センチほどになった)
素晴らしい庭はなくても、リビングから花が見える生活は、
工夫すればいつでも可能。
身の丈サイズの生活の知恵です。