特別教室は確かに消耗が激しい。
手本などの準備も必要で、一般教室に比べてちょっとだけシンドイ。
しかし、参加者達が各々の作品を描き上げ、
私が手を加えて、完成!
となった時の皆さんの顔。
あの満面の笑みが醍醐味となって続いている。
今日出席してくれたある人は、
「こんな贅沢な教室は、他にありませんよ」
と喜んでくれた。
5人は各々に、描いた絵を大切にバッグに納めて、
満足そうに帰路についた。
見送る側の私達にも、充足感がジワッと湧いてくる。
午前中花屋へ行った。
アイスパンチという名の新種ポインセチア。
真紅の葉に白っぽい斑が走り、まさにパンチのように効いている。
白と鮮やかな朱のゼラニウム。
コニファも手に入れた。
クリスマスが近づくこの頃になると、唐突に花屋へ行きたくなる。
空が真っ青に澄んで、いつも通る道が普段より清々しく思えるのは、
落葉が散り敷いて、サクサク音がするせいなのだろう。
そういえば、
忙しすぎて、ゆっくり秋を楽しむヒマもないままだった。
でも今日はちょっとした幸せを
ちゃんとキャッチすることが出来た。
誰にともなく、アリガトと言いたい。