ビロード状のアオムシに変身したアゲハの子グリンは、
サナギになる前に体力をつけようとしている。
エサを食べなかったのは、脱皮してすぐだったからで、
今やみかんの木は半分以上葉を食べられ、悲惨なことになっている。
近づいて耳を澄ませると、パキパキ音がする。
その音と共に、みるみるうちに葉っぱの半分がなくなってしまう。
半分食べ終わると移動し、又残りの半分をせっせと口に入れる。
この調子では、2、3日中にみかんの木は葉のない状態になってしまうだろう。
しかし、この子がアゲハチョウになるまで見守ってやろうと決めたからには、
致し方ない。
インターネットで調べてもらったら、グリンはパセリの葉も好物とするらしい。
においのきついものを好むようだ
目のように見えるのは、紋だとか。
飼育している人がけっこういるようで、冬を越すサナギが落下しないよう
袋をつけてやったり、工夫をこらしている。
ウチの子は、もうすぐサナギ、チョウ、と変化していき、
メスならすぐ卵を産むらしい。
鳥に食べられたり、小さい虫に卵を産みつけられたりと、天敵も多い。
早速鳥から見えない所に移動させた。
サナギになる前にウロウロと居場所を変えるらしいので、
飼育箱を用意しないといけない。
何とか無事アゲハに育てて、空へ放してやろうと、
アオムシのにわか親は気もそぞろだ。
さらに、柑橘類を増やして、我が家からアゲハが舞い立つようにしたいと、
早くも来年のことを考えている。
なんかヒマーなヒトみたいですが、息抜き時間中のことゆえ、
ご心配?なく。
ちゃんと仕事シテマス。