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額をベッドに

私達が描く絵は、墨と顔彩を使って、加工を施していない和紙に描く。
水分があるので乾くと縮んでシワッぽくなる。
そこで一般的には、厚紙の上に和紙を貼り付けた色紙を利用する。
けれどもこれは、教室で描き、すぐ飾れるように簡便にしたもので、
作品を創るとなると、こうはしない。

描き上げた絵は、表装屋に出して
きちんと裏打ちをしてもらってから、額に入れる。
サイズはいろいろあるので、既成の額に合わせて描けば額代は安くなるが、
タテ長、ヨコ長など「どうしてもこの形でないと」と拘ると、
割高になるのは当然のことだ。

今日、第一陣として何枚かの絵を額屋へ持参し、額の選定をした。
今までなら、全部描きあげた時点で取りに来てもらって、
絵に合うよう仕上げて下さいと任せていたが、
今回は少しばかり様子を変えている。

これは娘が跡継ぎとして、より多くの経験を積み重ねる一環でもある。
前にも書いたが、私はこの20年間けっこう大胆に進んできたが、
傍から見ると甚だ危なっかしいものであったろう。

娘が同じことをする必要はない。
私が学んだことは教えてやればよいことで、
私が気付かなかったことや違った分野にのみ、
彼女は、立ち向かう努力をすればよいと思っている。

ゴールデンウィークを挿むので、今回の分の出来上がりは5月下旬か?
親子展までには40枚近くなる額を、さてどこへしまっておこうか。

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玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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