9月2日の早朝、私達の知らぬ間に、ヤゴはトンボになって飛んで行った。
9月23日秋分の日がやってきたのに、わが家のまんじゅしゃげは姿を見せぬ。
楽しみにしていたものは実現しなかった。
かわりに、仕事以外の雑事が増えて、私はかなりお疲れ―。
例によって、肩が凝る、目が血走る、おなかが張る、口の中は知覚過敏。
アレルギーまで出てきた。
おまけに、薬でも治まらないキョーレツな頭痛が2日半続いた。
「フカイ」軍団が、この小柄な体を占拠している。
「血液検査、異常なかったし、今まで大病もしてないし…」
こんなことを呟いていると、娘が遠慮がちに言う。
「お母さんの場合、感じ方が強いってことかナァ」
知覚過敏?ちょっと大袈裟ということデスカ、もしかして?
じゃあこのカユイブツブツは、どう説明するの!
おなかの張り具合は、まるで5ヶ月の胎児がいるみたいだし!
会えば、どこかが痛い、悪いと文句ばかり言っていた伯母がいたが、
ああ、私もついに…
今日一心寺へ行ってきた。
お彼岸だからという、心がけの良いことではない。
恩師の久保田先生から、社中展の案内状が届いたからだ。
善男善女でごった返す山門をくぐろうとすると、Mさんにバッタリ。
「仏画展ならここじゃないよ」
と言う彼女について少し歩き、別館へ。
シアターあり、展示場あり、と文化が揃っている。
さすが、一心寺。
そういえばさっき見た山門、変わった形をしていたナァ。
天王寺動物園も近いし、混まない日にゆっくり来てみたい。
力作が並ぶ会場は、1階で本日ピアノコンサートがあるという。
2階は一部畳になっていて、仏画の体験会が行われるらしい。
不調を推して行ったので、早々に引き上げることにした。
明日は千里でフェスタの役員会。
会議は疲れるので、娘と生徒が交替で行ってくれてはいたが、
一度は顔出ししなければということになった。
初級試験、特別教室、親子展…
肩凝りが治まるヒマはないようで。