最近まで、クローゼットの中には黒っぽい服ばかりが並んでいた。
ところが、今では黒には全然目が行かない。
赤も着たいとは思わない。
ピンクやオレンジ、それも少し白を加えてやわらかい色調になったもの、
若草色なども好ましい。
コレッて、やはり年のせいデスか?
けれども反対に、年齢が高くなると顔がぼやけるから、
はっきりした色を着るという人もいる。
人それぞれか。
友人が
「年金をもらうようになったらアカンなあ」
と言って笑った。
年金は65歳満額。
60歳で受け取るようにすると、ガクッと金額が減る。
それでも、
「いつ死ぬかわからんのに、サッサともらわな」
との同級生の言葉につられて、私も手続きした。
ナルホド、これっぽっちかというくらいしかない。
そして、前述の友人の言う通り、
年金受け取り手続きをしたちょっと前ごろから、
体力の方はガクッガクッと落ちた。
仕事がバリバリ出来なくなるから、年金で補充するということなのだ。
年金年齢は、
他人との対立を避けたいという気持ちも強くなる。
中間色を好むようになったのは、
ひょっとしてこんなことも関係しているのかしらん、
とさえ考える本日は、肩の凝る日デシタ。