FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あした 会えるよ

「ワァ、きれい!」
娘が思わず言った。

前を見ると、陽の光を受けて、
黄金色に輝くケヤキの葉が、ハラハラと舞い落ちていた。

黒い大木、黄色くなった無数の葉、
忍び寄る冬を前に、身を軽くする準備を怠らない樹々。

立ち止まって上を仰ぐ間も、
止まることなく散り急いでいる。

山里の秋の風情とは又違った趣が、
この辺り一帯にはある。

ケヤキは都会を彩る木だと、つくづく思う。

青い春、芽吹く頃は若々しさの喜びにあふれ、
朱夏には、緑陰深く、暑さをひととき忘れさせてくれる。
玄冬、木立はすっくと背を伸ばし、
寒さにも耐えて、物思いにふけっているように見える。

そして今、白秋の時。
木の葉の散りゆく様は、
春の桜吹雪と比較するのを躊躇うほど、
静寂の中に在る。

又、「セーヌの畔」に来ている。
「大川の畔」ではカッコつかないのかもしれないが、
セーヌ川にヒケはとらないだろうに、と思いつつ、
テラスは少し寒いけれど、私はここが好きだ。


指折り数えてみると、絵を渡してからもう7ヶ月が過ぎた。
あした、花と龍とあの子供達に又、会える。
私にとっては、世紀の瞬間と言っても、
決して大仰ではない。
スポンサーサイト
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
リンク
このブログをリンクに追加する
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
FCカウンター
オンライン
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
RSSフィード
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。