職業柄、私にも少数ながらファンがいる。
ある年の誕生日、花屋から連絡があり、
「これからお花をお届けします」
とのこと。
ワクワクしながら待っていると、ヒガンバナを小さくしたような形の
まっ白な花束がやってきた。
以前私の絵を購入して下さった、ステキなご夫婦からのプレゼント。
個展会場でいろいろお話をしているうちに、
先生にお似合いのお花を、いつかプレゼントしましょうと言って下さった。
私の本をお贈りしたので、ちゃんと誕生日を調べて下さったのだろう。
「ダイヤモンドリリー、この花のように輝いて下さい。玉麗先生へ」
と書かれたメッセージが入っていた。
その小さな花は、1ツ1ツからオーラのような光を放っているように見えた。
この世の森羅万象、私の知らない世界、未知、無知、数え上げればキリがない。
見たこともない花もワンサとあろう。
でも、こんな美しい花を知らなかったなんて!!…
以来、花屋に行くとダイヤモンドリリーを探すが、滅多にあるものではない。
“ダイヤモンドリリー”
南アフリカ原種ヒガンバナ科 本名はネリネ
花ビラが光を反射するので、ダイヤモンドリリーと呼ばれる
中でも原種のサルニエンシスは、花弁が金粉をちりばめたようにキラキラ輝く
花色:純白・ベビーピンク・ピンク・サーモン・レッド・ローズ・バイオレットなど
原種はオレンジレッド
花の名前(ネリネ)の由来:ギリシャ神話の水の神「ネリネ」、海の女神「ネレイデス」からつけられたとも
http://hw001.gate01.com/gyokureikai