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文化は死なない

大阪から文化を発信するのは、なかなか難しい。
ギャラリーひとつ例にあげても、
「ここはいい」と思うところがまだ見つからない。

銀座には、あんなにたくさんの画廊があるのに…
とちょっと悔しい。

娘が師事する濱中先生は、
郷里の山口に毎月足を運ばれて、指導に当たり、
水墨画芸術を広めておられる。

私も、円光寺という私の作品の拠点が出来上がったので、
ここを中心にと思っていた。

しかし寺には宗派ごとに教義というものがあり、
寺内でお金を扱ってはいけないということであれば、
円光寺という場所は、諦めるより他ない。

建物は何であれ、維持するには管理費用が必要となる。
入館料が、たとえささやかでも入れば、
運営していけると考えていたが、ちょっと甘かった。

マア まだ5年や10年は生きていられるだろう。
その間に、場所と資金を確保しておけば、
もし私が逝ってしまっても、
娘が建ててくれるであろうと思うことにした。

いつだったか、人は2度死ぬという記事を目にした。

1度目は、本人の死。
2度目は、その人を思い出してくれる人達の死、
だそうな。

「画家はいいナァ、生きた証を絵に刻みつけることが出来るから」
と、羨ましがられたことがある。

確かに。
私が死んでも、娘が跡を引き継ぎ、
2人がこの世から消滅した後も、作品はずっと生き続ける。

娘よ、
母は偉大ではないが、
やろうとしている仕事はけっこうデカいよ。

「後はよろしく」
ウーン、この言葉、いつになったら言えるのかナァ。
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自分にとっての一級品

河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の絵を観に、京都博物館へ。

幕末から明治にかけて、この画家が活躍した時代は、
革新に満ち溢れていた。
志を持つ者にとっては、心躍るチャンスの時であったに違いない。

友人が送ってくれた本が、
その時代の謎解きをしてくれておもしろい。

本の虫というほどではないにしても、
活字の文化の中で育った私達は、
興味ある本に出会うと、夢中で読んでしまう。
年のことも考えず。

結果、肩が凝る、眼が疲れるとなるのは、当然のこと。
ゴールデンウィークも近い、ゆっくり少しずつ楽しむことにしよう。

さて暁斎展のことである。
いいナと思うのは数点あったが…
構図が良いとか、線が厳しいとか、
技巧の点では、一級であることは間違いない画家なので、
あとは好みの問題だけ。

要するに「おもしろい」よりも「美しい」を取る私にとっては、
おどろおどろしい絵は「ちょっと…」ということになる。

今まで観た絵の中で、
「おもしろい」と「美しい」とが混在している絵は、
芦雪のみであったように思う。
やはり、品格が違うのだ。

絵の巧さで師の応挙をも凌ぐと言われるが、
円山応挙の絵は、品格において揺るぎない。
「気をつけ!」あるいは「正座」をして観る絵だ。
“させられる”のではなく、思わずそうしてしまう、という方が正しい。

芦雪は、「ちょっと足が痛いので…」と言えば、
「ア、どうぞ」とニカッと笑ってくれそうな。
それでいて、観る人にアクビなどさせない
強力な磁力を持っている。

この師弟の図録は、
私の本棚の一番取り出しやすい所にある。

平らな世に生きるシアワセ

ルノワールの「ブージヴァルのダンス」。


この絵と初めて会ったのは、私がいくつの時だったか。




少しはにかみながらも、やや得意そうに踊っている年若い女性。

背景がどうとか、描かれた時代についてあまり興味がなかったようで、
モデルの淑女が、ユトリロの母となった人であることを、
初めて知った。

知ったところで、どうという訳でもないが。



“貧乏絵描き” 
という言葉が記憶に残っているが、本当は洋の東西を問わず、
絵描きは富裕層の子女の方が多かったのではないか。


あるいはパトロンがいたとか。


そうでなければ、当時は絵を自分のものとする前に
生活苦で押しつぶされてしまう。
絵の具が買えなければ、名作は生まれようもない。




”絵画は愛らしく、喜びに満ち、きれいでなければならない”



それが、ルノワールのモットーであったとか。
この言葉からも、当時の上流社会が想像される。


つまり、絵によらず芸術はすべて、お金持ちのものだった。






今は、誰もがいつでも自由にそれらと触れ合うことができる。
さらに、しようと思えば体験し、持続も可能な世の中となった。


少しずつであったり、時として急激にであったりするが、
世の中は変化してきた。


私達はそれをあまり自覚する機会がないから、
100年昔のことに思いを致さないだけだ。




芸術が庶民に手の届く時代を、大いに楽しみたいものです。




『印象派展(油絵)』


3月11日〜5月11日
京都文化博物館







愛らしく、喜びに満ち、きれいな、
絵に会いにでかけませんか。




(玉麗)


※こちらでも、
愛らしく、喜びに満ち、きれいな絵がたくさん展示されています!

DSCF4927.jpg
DSCF4926.jpg


大阪府八尾市生涯学習センターかがやき←クリックで、詳細が見られます。
フェスタ2014

3月7日(金)〜3月9日(日)

玉麗会展示は、3階です。(水墨画・墨彩画)
ぜひ、どうぞ。


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いつもありがとうございます。

フィドルは踊る


八尾のプリズムホールに、
大森ヒデノリさんのフィドルを聴きに行って来ました。

20140830.jpg

ステージでは、マンドリン、ギターと共演。
とっても素敵でした。


大森さんと私の共通点は、八尾市生涯学習センターかがやき。

フィドル講座の講師をつとめておられます。


フィドルは、アイルランドの伝統楽器ということですが、
写真でもおわかりのように、見た目はヴァイオリンと同じ弦楽器だそうです。

音色も同じといえば同じですが、
私はヴァイオリンより深くてあったかみを感じました。
演奏者の人柄が出るからだそうですね。


大森さんは、八尾出身ということで親しみがわきますが、
数少ないフィドル奏者として国内で貴重な存在なんです。
八尾市の宝ですね・・・!

なにか楽器をやってみたい!と思った方は
ぜひ大森さんの講座
『北欧アイルランドの伝統楽器フィドル(ヴァイオリン)講座』
おすすめします。


絵を描いてみたい!と思った方は、

私の講座『水墨画・墨彩画講座』へ。

どちらの講座も途中から始めることが可能です。



涼しくなってきたら芸術の秋です。
ぜひ気軽に、どうぞ!

お申し込み、詳細はこちら
      ↓
八尾市生涯学習センターかがやき」

(雪)

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いつもありがとうございます。

日本画家は長命?

堀文子展(兵庫県立美術館)へ行って来た。
80年の画業、膨大な数の展示物である。
ちょっと疲れて歯が浮いた。


私はいつも流し見?する。
気に入ったものだけもう一度見る。

たいていの場合、図録も買う。
しかし今回は数が多いからか、
写真が小さいのでやめた。
絵ハガキやその他、何も買わなかった。

気に入らなかった訳ではない。
好きなのは何枚かあったが
なぜかその絵の絵ハガキが作られていなかった。


同業の友人と2人で行ったのだが、
彼女の方はゆっくり観るため
私よりかれこれ30分も遅れて出口に現れた。

帰路、足が痛いという。
私の方は先に出てイスに座っていたので、
平気であった。


というより、
この頃やっと効果の程を感じている、
寝る前の室内15分歩き。
この差なのだと思う。

体力には全く自信がないが、
続けることでささやかな力が生まれる。
どれぐらい前から始めたのか、もう忘れた。
今ではベッドに入る前、
無意識に体が動くまでになっている。



ミジンコや花札まで描いている。
同じものは描かないそうだ。
興味が刻々と移っていくらしい。

画家は90歳をはるかに越えて、
今なお健在であった。


私が好ましく思ったのは、
右手を気の枝に掛け、立ってポーズをとる猫の絵。
わずかではあるが、
笑っているような口許と、体の模様が印象深い。

(玉麗)

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  • 大阪在住の水墨画家。
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