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ヤゴの話

トンボはいつやってきて、
この小さな水溜りの中に卵を生みつけるのだろう。

きっと、去年の夏の出来事であったと推測する。
メダカの水槽は大小5ツある。
トンボの幼生ヤゴはこの中で棲んでいた。

「いた」と過去形にしたのは、現在は移動させたから。
実はこのヤゴ、ドンくさそうな体型ながら、
メダカが卵を産み、2ミリほどの赤ちゃんになって出てきた途端、
すばやく舌?を出し食べてしまう。
なかなかしたたかなヤツなのだ。

それがわかってからは、メダカから隔離することになった。
ヤゴを見つけたら、小さなアミですくい取る。
しかし殺してしまうには忍びない、と娘。
そこで、ガラスの器に入れて飼うことにした。

生き物ゆえエサが必要であるが、生餌しか食べないゼイタクなヤツで、
花についたアオムシを入れてやると、パクッと食べる。

しかし、このアオムシだって、
大きくなったらチョウになるンだろうにと、ふと思ってしまう。
マア、それまで放っておいたら、葉は全部なくなってしまうから、
あまり深くは考えないでおこう。

植物があれば虫が来る。
ほんの少しの水の中にもドラマがある。
それらを見て、私達は毎日ホッと息つぎをさせてもらっている。
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初秋

8月31日の真夜中に何かがグワラと変わり、9月1日になる訳ではないのに、
朝目覚めると、陽の光に黄金色を感じる。
そして、夏はもう終わったンだと、心の中で呟く。

今日も明日も、まだ当分は暑い暑いと言いながら暮らすので、
せめて、感性の中だけでも秋を迎えたいと願うのは、
日本人だけなのだろうか。

秋といえば、こんな都会の中でも、
赤トンボが群れを成して飛んでいるのを見ることがある。

わが家のベランダの小さなガラス器に住むヤゴ。
彼?も旅立ちの時を迎えようとしているのか、
ちょっと前から、大好物のアオムシを与えても食べようとしない。

羽化する時には這い上がれるように、小さな板きれを入れてやると、
その裏側に隠れてじっとしている。
顔はいつの間にかトンボの体を成している。

私達は日に何度も様子を見ては、「その時」を心待ちにしている。
去年は糸トンボが5匹ほど巣立って行った。
今年のヤゴは大きいし、体の一部が少し朱を帯びているから、
赤トンボに違いない。

あと何日、わが家を棲み家にするのだろう。
何も食べようとしないのは、飛び立つときに少しでも体を軽くするためだと、
ヤゴの話をするたびに解説している。

赤トンボになる日、きっと空は澄み渡り、ほんの少し涼風も吹いているだろう。
その風に乗って、羽ばたき、川の方向へ飛び去る日が近づいている。
ちょっと寂しくなるだろうナ。

そうだ、今年はクリーム色のまんじゅしゃげが、ひょっとして咲くかもしれない。
何かを待つのはうれしいことだ。
季節は少しずつ移って行く。

動物園は午後がオススメ

天王寺動物園へ行ってきた。
動物の絵を描くためには、実物を見なくては。

「ペンギン立ち」って知ってマスカ?
足の前の方(指の方)を少し持ち上げて立って眠っている。
ナント 器用な!!
人間にはちょっとむりな姿勢である。
彼らには強力な「シッポ」があるので、それをつっかえ棒にしているのだ。

羊達にエサをやった。
囲いの上に前足をのっけて、「マイナス」の目で「早くちょうだい」とせまってくる。
アシカにも同様に。
アジの皿を手に持つと、ゴイサギ、小サギなどが寄ってくる。
彼らは動物園の野鳥らしい。
つまり、ケージに入っていない自由人(鳥?)。
アシカの池にいっぱいいた。

ところで、私達の目的は猛獣達の観察。
虎は少々太り気味の体をゆすって、歩き回っていた。
前回見たのより大きい!
檻のガラスを震わせて、ジャガーの声が聞こえる。
急いで行ってみると、これも又デカイ。
グワッ グワッ グワッと腹から声を出す。
コチラ側の私達に向かって、一際大きくうなり声を上げると、
小さな子供達はお母さんにしがみついた。
その隣にはピューマ、豹、ウンピョウ、彼らはみなおなかが空いているのだ。
鉄柵とガラスに遮られてはいても、その迫力たるや凄まじく、
娘も一瞬凍りついたように立っていた。
「シャッターチャンス!!」と思わず叫ぶ。

陽が少し傾いて、ガラスが反射する。
私はコートを脱いで光を遮る役目。
「もうちょっと右、もっと上!」
指示が飛ぶので忙しい。
人目など気にしてはイラレナイ!!
「うわっ スゴイ」
デジタルカメラは便利です。
今撮った凄みのある画がすぐ見られる。

動物園は3時を過ぎると、にわかに沸き立つようだ。
ずっと寝そべっているライオンの雄も、
「食事はまだか?」と様子を見にネグラへ歩いていった。
タンチョウヅルがドジョウ?を追って食べる様も、見ることが出来た。
さてさて、どんな絵が出来上がるか、
これからが正念場です。

虫の代理親

子供の頃、アリをビンに入れて飼育したことがある。
どんどん巣穴を広げていって、卵を産む。
青虫をじっと観察していたこともあった。
キャベツにつく青虫は、触れるとポヨポヨして、親しみのわくものであった。
モンシロチョウの幼虫だ

柑橘類には、アゲハの幼虫がいる。
これはクセモノで、うっかり触ろうものなら、
頭から強烈なニオイのするオレンジ色のツノを出す。
黒いの緑っぽいの、各々に頭部は大きく、海の生物ジュゴンのような顔をしていて
じっと見ると、なかなか愛嬌がある。

ところで私は、おいしいくだものを食べると、実を土の中に埋めておく習慣がある。
ひょっとして実がなるかな、なんて夢なのか食いしん坊なのか…。
時としてその夢は膨らむことがある。
芽が出てドンドン大きくなるのだ。

日向夏というおいしいみかんがある。
このタネを植えたら、いつの間にか20センチぐらいの大きさになっていた。
するとアゲハがやってきて、産卵した。
全部葉を食べられるので、かわいそうだが卵は取って捨てておいた。

ところが一匹、どこかに隠れていたのか2センチぐらいの大きさに育ってしまった。
どうしようかと迷っていたら、下の花壇で子供達が虫取りをしていて、
幼虫のお母さんは捕らえられてしまった。

もう仕方ない。
あのみなし子は私が育ててやろう。
(といっても、普通アゲハは産みっ放し。幼虫は勝手に育つンだけど)

昆虫図鑑を出してやっとわかった。
黒いのは4令目。脱皮して緑の5令になる。
もう葉は食べない。
緑の子は、今まで見えなかった黒いポチッとした目がついていて、かわいい。
頭を撫でてやろうとしたら、ニュッ!!
思わず、ギャッと叫んでしまった。
あのオレンジの角が出たのだ。

それからヒマさえあればグリン(と名付けた)を見に、ベランダへ出ている。
ヤゴもそうだったが、エサを食べなくなると次の段階に移る。
グリンはさなぎになるべく、じっと動かない。

その後の幼虫

ビロード状のアオムシに変身したアゲハの子グリンは、
サナギになる前に体力をつけようとしている。
エサを食べなかったのは、脱皮してすぐだったからで、
今やみかんの木は半分以上葉を食べられ、悲惨なことになっている。

近づいて耳を澄ませると、パキパキ音がする。
その音と共に、みるみるうちに葉っぱの半分がなくなってしまう。
半分食べ終わると移動し、又残りの半分をせっせと口に入れる。
この調子では、2、3日中にみかんの木は葉のない状態になってしまうだろう。

しかし、この子がアゲハチョウになるまで見守ってやろうと決めたからには、
致し方ない。

インターネットで調べてもらったら、グリンはパセリの葉も好物とするらしい。
においのきついものを好むようだ
目のように見えるのは、紋だとか。
飼育している人がけっこういるようで、冬を越すサナギが落下しないよう
袋をつけてやったり、工夫をこらしている。

ウチの子は、もうすぐサナギ、チョウ、と変化していき、
メスならすぐ卵を産むらしい。
鳥に食べられたり、小さい虫に卵を産みつけられたりと、天敵も多い。

早速鳥から見えない所に移動させた。
サナギになる前にウロウロと居場所を変えるらしいので、
飼育箱を用意しないといけない。
何とか無事アゲハに育てて、空へ放してやろうと、
アオムシのにわか親は気もそぞろだ。

さらに、柑橘類を増やして、我が家からアゲハが舞い立つようにしたいと、
早くも来年のことを考えている。
なんかヒマーなヒトみたいですが、息抜き時間中のことゆえ、
ご心配?なく。
ちゃんと仕事シテマス。
プロフィール

玉麗

  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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