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名は大切

アゲハの子グリンは、チョウになって飛び立った。

その日の朝早く、娘がバタバタと急ぎ扉を開ける音で目が覚めた。
寝起きの体操も忘れて、私も飛び起きベランダへ。

グリンはすでに羽化し、ゆっくり羽を動かせている。
そしてまたじっとする。
そんなことを数回繰り返し、空へ向かう。

飼育箱のアミを開けてやったら、すぐにも飛び立つかと思ったが、
サナギを破ってから、羽が全開し、しっかり乾くまで約2時間くらいかかるらしい。
けれどもいつ羽化したかが解からないので、
外に出したからには、もう1秒も目を離せない。

我が家は総動員で、グリンを見守った。
ベランダに即席の食卓を作り、朝食はテキパキと済ませた。
30分後、私がちょっと中へ入った時、
「飛んだ!!」と娘の声。
慌てて外へ出ると、ヒラヒラと優雅に舞うグリンの姿が宙にあった。

私が植えたミカンのタネが成長し、アゲハが卵を産み、
黒虫になり、青虫、サナギと変身し、チョウになった。
今年も又、我が家のベランダではドラマが1ツ。

それにしても、「ナンデ今朝だと解かったン?」と娘に尋ねると、
夢に見たと言う。
トンボは“その日”を伝えてくれなかった。
ツラツラ考えるに、やっぱり名前をつけてやらなかたのが、
悪かったのかもしれない。

虫にヤキモチ?

アゲハの幼虫、黒虫の大きさは3ミリくらいしかない。
1日数回観察しているから、大きくなるのが感じられないが、
いやいや、ある朝エーッっと言うくらいになるのだ。
1日見なかったら、黒虫から青虫に変身しているのだから、驚きだ。

昨日、檸檬の木を手に入れた。
実のことを心配していたが、ナント、取り置きしてくれた木は
直径5センチほどの実がついていた。

いわゆるレモン型の黄色いものではなく、
緑色の丸いのが、枝の先に1コだけガシッとついている。
何とも力強い。

枝が大揺れしても決して落ちない意志が感じられて、頼もしい。
これならグリン2代目が2匹で葉っぱをモリモリしても、
ちゃんと生き残って立派な檸檬になってくれるだろう。

はしゃぎすぎては後々こたえるのだが、人生にはサプライズが必要だ。
ワクワクドキドキは若い人達だけのものではない。
何でもないものに“アレッ”?!を見い出して
楽しみを作ることが始まりになる。

1個だけ残しておいたアゲハの卵に、次々と楽しいことを教えてもらった。
我が家から舞い立ったあの子が、
きっと今の黒虫のお母さんだと思いたい。

娘と2人でそんな話をしながら、ベランダで幼虫を見ていると、
風太が不満そうに寄ってくる。
ハイハイ、風太が1番デス。

忙中閑アリ

私達がバタバタ忙しくしている間に、季節はすっかり秋になった。
日中陽射しの下でいると暑いが、朝夕冷える。
慌てて冬支度を。

夏ぶとんのカバーを洗い、羽毛ぶとんを干す。
ソファも同じように。
クローゼットの中身も位置変えをする。
3連休はまたたく間に終わった。

今日は千里教室コラボ展の運搬。
搬入日、娘は教室があるので、生徒達の作品は知人の所へ預けて、
当日私とUさんで取りに行き、搬入・展示する。
このところ割合元気は私は、こんな時大いに役に立っている。

千里コラボ展は3日間だけ。(金・土・日)
日曜は搬出日。
この日も娘は仕事なので、私が出かけて行き、
再度Uさんに手伝ってもらって、撤去する。
娘は仕事のあと千里へ車で駆けつける。

Uさんは同級生で、中学生の頃から仲良しだったとはいえ、
ほんとによく私に付き合ってくれる。
優しい友人にいつも心からありがとう、と感謝している。

ところで、檸檬に移動させたアゲハの子供達のその後。
黒虫の片方が、いつの間にかグリーンになった。

グリン2代目はやはり春の子とは異なり、小さくて何となくシワッシワッとしている。
葉っぱをモリモリ食べないから、プリッとした青虫になれないのだろう。
それでも、朝ここにいたのにどこへ行った?というぐらい、
モソモソ動いたりする。

もう1匹の子はまだ黒虫のままで、今日は朝から姿が見えなかった。
夜になってようく捜すと、檸檬の支柱の下の方にしがみついている。
思わず「もっと食べて早よ大きィなってヤ」と、声をかけてしまう。

鳥、その他グリンの天敵から守ってやるため、
檸檬はリビングに入れて、日当たりの良い所に置いている。

生徒のひとりが、「先生、忙しいのによう世話しますねェ」と言うので、
私と娘は「これが息抜きです」と答える。

ダーウィンが来た

「ダーウィンが来た」でディクディクを見た。
鹿のように見える動物だが、牛類らしい。
牛とは、一体どこが?と言いたいほど似ていない。


牛と鹿との違いは、角の形によるという。
鹿の角は先で枝分かれしているのに対し、
牛類のそれは、まっすぐ伸びる。
ディクディクは体長60センチぐらいなので、角もかわいい。
子供はバンビそっくり。


長い脚、筋肉質なもも、それを最大限利用して、
薮の中を走り回る。
ギュンと曲がる。
飛び越える。


5メートルも跳躍するシーンをスローカメラで捉えると、
その走りは豹にも似て、後ろ足は体より高く後方に跳ね上がっていた。


じっと前方を見つめ静止すること、1時間にも及ぶ。
それによって風景に溶け込み、画面からディクディクの姿は消えた!
猛獣もやってくるのに、
その危険はどこで察知するのかというと、鼻。
左右上下にピュクピュク動く、ピョロと伸びる。
その様子に、思わず笑ってしまった。


両親が1匹の子を大切に育てる。
縄張りがあって、子供がうっかり他の陣地へ行ったら、
その主に追っかけられる。
すると、父親が助けに出るので追い詰められることはない。


3匹が200メートル四方のテリトリーで仲良く暮らしているが、
半年経つと旅立ちの時を迎える。
今まで優しかった父さん母さんは、子供を追い出そうとし、
子供の方は戸惑いながらも、別の薮を捜し、
伴侶を見つけ、新しい縄張りを作る。


動物は逞しい。
野性は素晴らしい。
人間は、ここ数年で弱くなり過ぎた。

食欲旺盛

ベランダへ出ると、ペキッ ペキッ ペキッ と小さな音がする。
25匹ほどいるチョウの幼虫は、ほとんどが黒虫からグリン(青虫)に変身し、
モーレツな勢いで、レモンの木の葉を食べている。
ようく耳をすますと、その音が聞こえるのだ。


虫が気味が悪いと言っていた人達にも、我が家の子達を見せると
「ヘエーッ かわいい目をしてますねェ」
なんて言っている。
目のように見えるが、模様らしい。


生物学的に詳しく観察を続けている訳ではない。
生きて動いているそのこと自体が、物めずらしいく、おもしろい。
やがてチョウに大変身するというのも興味深い。


さてこれだけいると、虫達にも性格があるように思えてくる。
近づくだけで怒ってキョーレツなニオイのするツノを出すヤツ。
触ってものんびりタレ目の頭を少しだけもたげるだけの子。


中には、葉っぱから落っこちるドジなのもいる。
落ちて慌てて(ゆっくりだが)登ったところが、物干竿のポールだった、ときては、
人間にもこんなのいるよねと思ってしまう。
(拾って、元の場所へ戻します)


モリモリ食べてはしばらく休憩し、又ペキペキ音を立てている。


ところで、レモンの木は、彼らの食用として
2本手に入れた。
ひょっとして、もう1本くらい調達しなければ足りぬやもしれぬ。


そのうち我が家のベランダからチョウが群れをなして
飛び立つはずだ。
想像するだけで、ワクワクする!



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  • Author:玉麗
  • 大阪在住の水墨画家。
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